シャワーを使って身体を清潔に保つシャワー入浴の特徴とメリット、シャワー浴層の選び方についてまとめています。
介護用のシャワー入浴とは、浴槽を使わず専用のドームを用い、シャワーで身体を温めながら清潔を保つ入浴方法です。
座ることはできますが、立位での動作には介助が必要となる、そういった利用者に適した入浴方法となります。
浴槽を使った入浴よりも消費エネルギーが少ないため、病気や身体機能が低下しているなどの理由で、一般的な入浴が難しい利用者でも入浴を楽しめます。
浴槽を用いることのないシャワー入浴では、「立位が難しい」「入浴するだけの体力に乏しい」といった利用者であっても、身体への負担を抑えて入浴することができます。
また、シャワーによる適度な水圧で、リラックス効果も期待できるでしょう。
介護用ユニットバスを選ぶ際には、利用者の身体状況に合っているかどうかが大事。
体力が低下している利用者であっても問題なく使用でき、シャワー浴によるメリットを享受できるかどうかを考慮し、適切な浴槽を選ぶようにしましょう。
シャワー浴槽にはさまざまな種類がありますが、比較的大型のタイプが多くなっています。そのため、機能はもちろんですが「施設の入浴スペースに合っているかどうか」を重視することも大切。
大きすぎると介助に必要なスペースが狭くなり、介護者に負担がかかります。
一般的な入浴介助に比べると、シャワー浴層での介助は比較的負担が少ないと言われています。しかし、1日に何人もの利用者の入浴を介助するとなると、その負担は計り知れません。
身体的負担を抑え、安全に入浴介助できる浴槽であることを重視しましょう。
2001年設立の積水ホームテクノは、ユニットバスの開発・製造に長年の実績を持つ専門メーカーです。プラスチック浴槽や戸建用ユニットバスの業界初を実現し、日本の浴室文化をリードしてきました。
介護浴槽「wells」は、自立入浴から介助入浴、リフト浴まで一つの浴槽が可変するシステムが特長です。開発・設計・製造・施工・アフターメンテナンスまで一貫対応し、利用者の身体状況の変化や施設のニーズに柔軟に寄り添います。
| 外形寸法 | 使用時:幅46~48×奥行54~58cm 収納時:幅69×奥行35×高さ96~107cm |
| 質量 | 約6kg |
| 材質 | 温浴ユニット:ポリプロピレン樹脂、アルミニウム他 浴用椅子/ケープ:ポリエチレン樹脂、アルミニウム他 |
| 機能・性能 | 最大使用者体重:100kg |
1949年創業のオージーウエルネスは、リハビリ機器や介護用入浴機器の製造に長年の実績を持つ総合メーカーです。介護用入浴機器市場で全国トップクラスのシェアを誇り、企画・開発から製造、メンテナンスまで一貫して対応します。
座位入浴機器では、自然で安心な前向き入浴スタイルを実現し、入浴操作も簡単な設計が特長です。利用者の身体状況や施設のニーズに合わせた製品ラインナップで、安全で快適な入浴介護をサポートします。
HK-3100G

| 外形寸法 |
・U1/U2/U4/U5/U6/U8:2080(L)×880(W)×1550(H)mm ・U3/U7/U9/U10:2480(L)×1060(W)×1550(H)mm |
| 浴槽内寸法 | 1860(L)×690(W)×1020(H)mm |
| 質量 |
・U1/U4/U5/U8:205kg ・U2/U6:200kg ・U3/U7/U9/U10:220kg |
| 主な材質 | 外装:FRP フレーム:スチール |
| 電源電圧 | AC100V 50/60Hz |
| 消費電力 | 165W(50/60Hz) |
| 機能・性能 | ボディソープ吐出機能・薬液吐出機能・清掃用殺菌用ハンドシャワー・入浴時間表示/ 報知機能・ハンドシャワー・報知音 |
HK-3100P

| 外形寸法 |
・U1/U2/U4/U5/U6/U8:2080(L)×880(W)×1550(H)mm ・U3/U7/U9/U10:2480(L)×1060(W)×1550(H)mm |
| 浴槽内寸法 | 1860(L)×690(W)×1020(H)mm |
| 質量 |
・U1/U4/U5/U8:205kg ・U2/U6:200kg ・U3/U7/U9/U10:220kg |
| 材質 | 外装:FRP フレーム:スチール |
| 電源入力 | AC100V 50/60Hz |
| 電力 | 165W(50/60Hz) |
| 機能・性能 | 入浴時間表示/ 報知機能・ハンドシャワー・報知音 |

HK-3800
| 外形寸法 | 1480(L)×950(W)×1140(H)mm |
| 浴槽内寸法 | 1410(L)×610(W)×620(D)mm |
| 質量 | 95kg |
| 材質 | 外装:FRP フレーム:スチール |
| 電源入力 | 単相AC100V 50/60Hz |
| 電力 | 350W(50/60Hz) |
| 機能・性能 | 自動洗身機能・自動機器殺菌機能・シャワーのみ吐出機能・ハンドシャワーのみ吐出機能・入浴時間表示/ 報知機能・ハンドシャワー1 基・報知音・殺菌時報知機能・吐出温度安全制御機能(シャワー)・吐出温度安全制御機能(ハンドシャワー) |
2004年に介護用シャワー入浴装置事業へ参入したエア・ウォーターは、累計2000台以上の導入実績を持つメーカーです。独自の微粒子シャワー技術により、静水圧がかからず心臓や身体への負担を軽減する、安全で快適な入浴環境を実現します。
「美浴」シリーズは、約300ミクロンのミストシャワーとドーム構造のサウナ効果で、5分程度の短時間で全身をしっかり温めます。入浴介助時間の短縮とランニングコスト削減を両立し、入浴者・介助者・施設経営者の3者にとっての満足度を追求しています。
シャワーオールは、座位保持ができる方の自立入浴を支援する介護用コンパクトシャワー入浴装置です。またぎ高さ15cmの安全設計で転倒リスクを低減し、利用者の自立を促しながら介助者の負担も軽減します。
奥行0.75m×横1.2mの省スペース設計で、浴室だけでなく脱衣所や居室への設置も可能です。約300ミクロンの微粒子シャワーとサウナ効果により、5分程度の短時間で全身がしっかり温まります。居室用は水位センサーを搭載し、排水不良を自動検知する安全機能も備えています。
1967年創業のタイガー医療器株式会社は、リハビリテーション器械器具の製造販売からスタートし、50年以上の実績を持つ医療機器メーカーです。シャワー入浴装置の開発では、スイング式ノズルによる広範囲洗浄と独立配管による安全性を実現しています。
「ドリームシャワー」は、浸浴型と比較して水道代を約半分に抑え、介助者1〜2名での対応が可能な省力化設計が特長です。常に新湯を使用する衛生的な入浴環境と、修理代削減を両立し、介護現場の人員不足と感染対策の課題解決に貢献します。
ドリームシャワーDS-3300-Aは、感染対策を見直す入浴介助の新しいカタチを提案する介護用シャワー入浴装置です。スイング式ノズルが広範囲を洗浄し、同じ箇所への負担を軽減しながら、マッサージのような心地よさを実現します。
身体洗浄配管とドーム洗浄用配管を完全に独立させ、消毒液が身体にかからない安全設計が特長です。介助者1〜1.5人での対応が可能で、常に新しいお湯を使用するため衛生的です。400リットル浴槽タイプと比較して10年間で約260万円の水道代削減を実現し、省エネ・省コストに貢献します。
2006年設立のエア・ウォーター・ライフソリューションは、1929年創業の歴史を持つエア・ウォーターグループの一員として、北海道全域98拠点のネットワークでLPガス・灯油販売を展開する総合エネルギー企業です。1955年に道内初のLPガス販売を開始し、70年近くにわたり北海道の暮らしを支えています。
エネルギー供給に加え、住宅リフォーム、介護浴槽「シャワーオール」などの福祉介護用品も扱い、地域に密着した生活ソリューションを提供します。お客様のニーズに合わせたきめ細かいサービスで、北海道の快適な暮らしづくりに貢献しています。

| 外形寸法 | 1,160(D)×740(W)×1,090(H)mm(突起部は除く) |
| 質量 | 48kg(本体) |
| 材質 | FRP(本体) |
| 機能・性能 |
ミストシャワーノズル:11基 出湯温度:※設置場所の温度調節機能に準ずる 入浴対象:座位での入浴となりますので、座位保持、補助立位、補助歩行、独立歩行が可能な方、身長約140〜170cmで体重80kg以下の方 |
1881年創業の酒井医療株式会社は、リハビリテーション・介護機器の分野で長い歴史を持つメーカーです。寝たまま入浴できる「サンカメリア」は、介護用ユニットバス環境での介助負担を軽減し、快適な入浴を可能にします。
ケアしやすい93cmの浴槽縁高や、姿勢を安定させるチルト機能など、介助者と利用者の双方に配慮したストレスフリーな設計が特長です。
| 外形寸法 |
シャワードーム本体:長さ1750×幅1130×高さ1137(mm) 給湯ユニット:長さ590×幅600×高さ640(mm) |
| 質量 |
シャワードーム本体:約85kg 給湯ユニット:約55kg |
| 材質 |
フレーム:ステンレススチール シャワードームカバー・給湯ユニットカバー・観察窓:プラスチック カーテン:ポリエステル |
| 電源入力 | 400VA (50/60 Hz) |
| 機能・性能 | 電子制御ミキシング、給湯温度・入浴時間表示、観察窓、介助口、ハンドシャワー専用シャワーミキシングバルブ 最大使用者体重:100kg |
心肺機能への負担を抑え、体力に乏しい利用者でも入浴を楽しめるシャワー浴槽。
ただし、シャワー浴槽の特徴は製品によって異なるため、機能やサイズ、使用方法などをしっかりと理解したうえで、施設や利用者に適した製品を選択するようにしましょう。
当メディアでは、「軽~重度者の幅広い対応が必要な施設向け」、「自立支援を促す施設向け」、「障がい者への目配りが必要な施設向け」の3つに分けて、おすすめの介護用ユニットバスメーカーを紹介しています。各メーカーや製品の特徴を掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
RECOMMENDED
施設に合った介護用ユニットバスを導入するには、利用者の介護レベルに合ったものを選ぶ必要があります。施設や利用者の身体状況に合わせて、メーカーを3社ピックアップしていますので、特徴や強みをチェックしてみてください。
軽~重度者の幅広い
対応が必要な施設向け
画像引用元:積水ホームテクノ 公式HP
(https: //wells.sekisui-hometechno.com/)
可変できるレイアウトと、移動・洗体から入槽まで乗り換え不要なリフトにより、介護度が徐々に上がった場合でも、利用者・介助者双方の負担を軽減します。
自立支援を促す
施設向け
画像引用元:パナソニック 公式HP
(https: //sumai.panasonic.jp/bathroom/aqua_heart/)
要介護のレベルが低い方の自立支援に特化した構造のユニットバス。高さ40cm、ふち幅6cmで跨ぎやすくつかみやすい浴槽で自立を促進。
複数人の同時入浴で
目配りが必要な施設向け
画像引用元:ダイワ化成 公式HP
(https: //www.daiwakasei.co.jp/products/systembath/kaigo_yutori/)
広めの浴室に大型浴槽や複数の浴槽を設置し、多人数の同時入浴に対応。障がい者のグループホームで常に複数名を見ながら介助できるため、効率化を叶える。