介護用ユニットバス専門メディア|ケア浴 » 介護で知っておきたい基礎知識 » 介護施設の浴室デザインのポイント

介護施設の浴室デザインのポイント

介護施設における浴室は、利用者が日々の清潔を保つだけでなく、心身のリフレッシュを図るための重要な空間でもあります。そのため浴室デザインにおいては、利用者の安全確保や快適性の向上と介助を行うスタッフの負担軽減とを両立させることが求められます。

本記事では、介護施設の内装デザインや浴室計画を検討されている方に向けて、利用者の介護度に対応した設計のポイントから、多様な入浴スタイルに柔軟に対応できるシステムバスの活用法まで解説します。

介護施設における浴室デザインのポイント

介護施設で浴室をデザインする際は、利用者の安全確保と快適性の向上が不可欠です。ここでは、利用者の介護度に応じた設備の配慮事項に加えて、施設の魅力を高めるためのデザイン手法についてもご紹介します。

利用者の介護度や安全性に配慮した設計

利用者が安全かつ安心して入浴できるよう、それぞれの介護度に応じた配慮を徹底することが大切です。浴槽の深さ深すぎず浅すぎない設計にすることで、無理のない姿勢で入浴しやすくなります。
あわせて、移動時の安全を確保するために、出入り口付近や動線上への手すりの設置も検討したいところです。さらに、シャワーキャリー(浴室用車いす)の導入を見据えた通路幅の確保や段差の解消など、バリアフリーを前提とした設計を行うことも重要になります。

施設コンセプトとおしゃれさ・快適性の両立

介護施設の浴室では機能性や安全性が最優先されるものの、従来の画一的なイメージにとらわれず、利用者がリラックスできる空間づくりを意識することも大切です。例えば、高級旅館を思わせる落ち着いた質感の壁材や、温かみのある照明を取り入れれば、上質な入浴体験の提供につながります。
このように、施設全体のコンセプトに合わせたおしゃれなデザイン性を浴室にも取り入れながら、機能性としっかり両立させていくことが、施設の魅力向上には欠かせません。

介護施設の浴室タイプと設備・機能計画

介護施設では、多様な身体状況の利用者に対応するために、適切な浴室形態と構造を選択することが欠かせません。ここでは、自由空間設計が可能なシステムバスの特長を交えながら、具体的な設備計画について解説します。

大型浴槽・個浴・機械浴に対応するレイアウト

介護施設の浴室では、多人数が同時に入浴できる大型浴槽、プライバシーに配慮して一人ずつ入浴する個浴、そして座位や仰臥位といった姿勢のまま入浴できる機械浴など、用途に応じて空間を分けながらも、全体のプランのなかで効率よく配置するレイアウトが重要になります。
そのうえで、介助が必要な利用者に安全にサポートできるよう、浴槽の周囲に三方から介助できるスペースをしっかりと確保することも欠かせません。こうしたゆとりある動線計画を立てることで、スタッフの作業効率向上も期待できます。

システムバス構造による安全性とメンテナンス性

介護施設の浴室設備として自由設計のシステムバス構造を採用すると、いくつものメリットが得られます。まず、床面にFRP製の防水パンを使用することで、施設内で懸念される漏水リスクを低減できます。
加えて、点検口を設置しやすい構造であるため、導入後のメンテナンス性の向上にもつながります。さらに断熱性や保温性に優れた構造を採用すれば、浴室内の急激な温度変化を防ぎ、快適な入浴環境を維持しやすくなる点も見逃せない特徴です。

まとめ

介護施設の浴室デザインを成功させる鍵は、利用者目線での徹底した安全設計に加え、現場で働くスタッフの介助負担を軽減する視点を持つことにあります。多様な入浴スタイルに対応できるレイアウトやシステムバス構造といった適切な設備機能と、施設に合ったデザインを選定し、満足度の高い浴室空間を実現しましょう。

RECOMMENDED

【施設別】
介護用ユニットバスメーカー
3選

施設に合った介護用ユニットバスを導入するには、利用者の介護レベルに合ったものを選ぶ必要があります。施設や利用者の身体状況に合わせて、メーカーを3社ピックアップしていますので、特徴や強みをチェックしてみてください。

軽~重度者の幅広い
対応が必要な施設向け

積水ホームテクノ
積水ホームテクノ 公式HP

画像引用元:積水ホームテクノ 公式HP
https: //wells.sekisui-hometechno.com/

おすすめな理由

可変できるレイアウトと、移動・洗体から入槽まで乗り換え不要なリフトにより、介護度が徐々に上がった場合でも、利用者・介助者双方の負担を軽減します。

積水ホームテクノの
HPで事例を見る

積水ホームテクノに
直接電話する

自立支援を促す
施設向け

パナソニック
パナソニック 公式HP

画像引用元:パナソニック 公式HP
https: //sumai.panasonic.jp/bathroom/aqua_heart/

おすすめな理由

要介護のレベルが低い方の自立支援に特化した構造のユニットバス。高さ40cm、ふち幅6cmで跨ぎやすくつかみやすい浴槽で自立を促進。

パナソニックの
HPで事例を見る

パナソニックに
直接電話する

複数人の同時入浴で
目配りが必要な施設向け

ダイワ化成
ダイワ化成 公式HP

画像引用元:ダイワ化成 公式HP
https: //www.daiwakasei.co.jp/products/systembath/kaigo_yutori/

おすすめな理由

広めの浴室に大型浴槽や複数の浴槽を設置し、多人数の同時入浴に対応。障がい者のグループホームで常に複数名を見ながら介助できるため、効率化を叶える。

ダイワ化成の
HPで事例を見る

ダイワ化成に
直接電話する

【施設別】介護用ユニットバスメーカー3選

【施設別】介護用ユニットバス
メーカー3選

【施設別】介護用ユニットバス
メーカー3選